あなたはココイチで有名な壱番屋が展開するあんかけスパ専門店、パスタデココをご存知ですか?
パスタデココの特徴は、麺の量、ソース、トッピングを自由に選ぶことができるココイチ譲りの楽しみ方の多さ!
名古屋に観光に来た時に名古屋めしとしてあんかけスパを選択する人もいるかと思いますが、パスタデココで味わうのも選択肢としておすすめです。
なぜ、パスタデココがおすすめなのか。
僕なりのパスタデココの楽しみ方と合わせてご紹介します。
パスタデココはこんなお店
パスタデココは、カレーチェーン店ココイチを展開する壱番屋が2003年にオープンさせました。
だいぶ前に一号店ができたわけですが、店舗数はわずか33店舗(2018年10月時点)。
そのほとんどが愛知県にあり、愛知県に29店舗、岐阜県に3店舗。
さらに東京都港区に1店舗と、完全に東海地方集中型になっています。
東海地方以外になかなか店舗展開しないのは、やはりカレーと違って一般ウケが難しいからかもしれません。
とは言え、多くの有名なあんかけパスタのお店がある名古屋でも、しっかり10年以上店舗を構えているのですから、僕のような固定客はたくさんいるのでしょう。
パスタデココの店内
パスタデココの店内は、ココイチとほとんど同じ内装となっています。
基本はブラウンを基調としていて、カウンターから調理している厨房をのぞける店舗もあります。
ゆったり目のテーブル席があり、カウンターも豊富に用意されていて、一人あんかけスパも全然OK。
そのため、名古屋に出張に来た時のランチなどで、あんかけスパのパスタデココを選ぶのはおすすめなんです。
味も、他のあんかけスパ専門店よりは、一般ウケする味に整えられていると感じます。
基本的に席数に対しての店員さんの数は多いので、サービス面で残念な気持ちになることはほとんどありません。
パスタデココのパスタがまずおいしい!
あんかけスパは総じてパスタが太めです。
パスタデココも例外ではなく、2.2mmのパスタを採用。
もっちもちなんです、パスタが。
この太さのパスタなんですが、ソースがとろりとしているため、しっかりとパスタとソースが絡み合います。
パスタデココでは値段を気にしない!
ココイチと同じですが、パスタデココでは値段を気にせず注文するのが、全力で楽しむコツ。
パスタデココの1食あたりの単価は、ココイチと同じく結構高い。
その理由は、お客さんの回転率を気にしておらず、サービス面を充実させているため人件費が高いからでしょう。
通常のファーストフード店などに対して、パスタデココのお客さんの滞在時間は比較的長めです。
パスタにセットでドリンクを付けたりして、食事後に一服したり会話を楽しむ人も見かけます。
壱番屋が居心地の良さを意識しているのは間違いなく、名古屋の喫茶店文化の考え方を踏襲しているんでしょうね。
とは言え、ココイチとは違い、パスタデココは比較的安価でも満足感を得られます。
安い値段であんかけスパを楽しむコツも紹介していきたいと思います。
パスタデココの注文の仕方
パスタデココは、パスタの量、ソースの種類(辛さ)、トッピング、鉄板の有無を選ぶことができます。
パスタの量は標準がMサイズ300g。
200gにするとMサイズ-51円となります。
逆に大盛はLサイズで+103円。
100g増やすごとに+103円ずつ値段が上がっていきます。
サイズ | 量 | 料金 |
SS | 150g | -102円 |
S | 200g | -51円 |
M | 300g | メニュー表示価格 |
L | 400g | +103円 |
2L | 500g | +206円 |
W | 600g | +309円 |
2W | 700g | +412円 |
3W | 800g | +515円 |
トリプル | 900g | +618円 |
次にソースですが、全部で4種類。
どのソースを選んでも値段は変わりません。
ソース | 特徴 |
ノーマル | トマトの味わいをしっかり感じられる基本ソース |
マイルドスパイシー | ノーマルとスパイシーの中間のソース |
スパイシー | 胡椒がしっかり効いて飽きがこないイチオシソース |
カレー | ココイチの辛さ普通をベースにしたカレーソース |
カレーソースの辛さは、ココイチのカレーの辛さ普通と同じです。
ソースはWソースかけを選ぶこともできます。
麺を中心に、左側と右側に別のソースをかけてもらうことができます。
違う辛さのソースを選んで、味わいの違いをその舌で感じてみるのもいいかもしれません。
こちらはスパイシーソースです。
かなりとろみが強いソースであることが見て分かります。
そして黒い粒が入っているのが見えるかと思いますが、こちらが胡椒です。
トマトの味をしっかり感じたいならノーマルソースを選びましょう。
マイルドスパイシーは少し中途半端な味になってしまうので、あまりおすすめはできません。
最後にトッピングを選びます。
メニューを見ると、さまざまな種類のパスタがあるように見えて迷うかもしれませんが、基本はココイチと同じです。
ベースの具無しパスタに、トッピングの中から好きなものを選んでプラスしていく考え方でだいじょうぶ。
メニュー表は、パスタデココがおすすめしているトッピングの組み合わせを紹介しているだけなので、好きなようにトッピングを選んじゃいましょう。
最後に鉄板での提供にするかどうかを選びます。
どのパスタを選んでも、+103円でアツアツに熱された鉄板にパスタを盛り付けて提供してもらえます。
これがですね、賛否両論あるとは思いますが、一度体験するとやみつきになるかもしれません。
最後までパスタがあったかいまま食べられるので、熱いものは熱いうちに食べたい!という人にはぴったりのサービスです。
パスタデココのおすすめはスパイシーソース!
パスタデココではソースを選ぶことができると説明しましたが、スパイシーソースを選ぶのが一番のおすすめです!
あんかけスパの特徴は、その見た目通り濃い味つけのソースです。
最初はガツンとうまみを感じるんですが、食べ進めていくと、少しもたついてくるんですよね。
スパイシーソースがなぜおすすめかというと、あんかけの味が最後まですっきり食べられるから。
スパイシーソースの辛さのベースは胡椒なので、ココイチのカレーの刺すような辛さではありません。
ピリッとした胡椒の辛さと香りが、うまくあんかけの味の重さを軽くしてくれていると僕は感じます。
スパイシーソースは、割と奇跡的なバランスで作りこまれています。
カレーのような辛さが苦手な人も全然憶するなく食べることができますし、他店のあんかけスパが重くて食べられない人にもおすすめ。
また、ココイチと違い、辛いのが好きでもスパイシーソース以上の辛さのソースは選べません。
もし辛いのが好きなら、テーブルに用意されているタバスコをふりかけましょう。
意外にもあんかけソースとタバスコはものすごく合う!
ココイチで3辛以上がデフォルトの人は、タバスコをかけるとさらにおいしくいただけます。
トッピングのおすすめの選び方
パスタデココのもう一つの楽しみは、トッピングです。
31種類あるトッピングの中から、好きなものを選んで注文します。
トッピングの組み合わせ方で一番のおすすめは、野菜+揚げ物です。
僕は育ちが愛知県なので、小さいころからあんかけスパを食べて育ってきていますが、あんかけに合うのは間違いなく揚げ物か野菜。
野菜があんかけと合うのは、濃い味のトロっとしたあんかけソースに、野菜のみずみずしさとシャキッと歯ごたえが合うからです。
揚げ物はあんかけソースが揚げ衣にしみ込んで、絶品の味わいに。
小さい頃はロースカツのあんかけスパが最強だと思っていましたが、パスタデココに出会って「かけ合わせればおいしさは無限大」と気づきました。
次に紹介する野菜系トッピングと揚げ物系トッピングから好きなものを組み合わせてみてください。
野菜系トッピング
野菜系トッピングには次のようなものがあります。
- カントリー 154円
- ベーコン&ほうれん草 273円
- ミラカン 360円
- たっぷりカントリー 308円
- ぶたキャベ 258円
- ミラネ 340円
- ボンゴレ野菜 309円
- コーン 103円
ミラネはミラネーゼの略で、赤ウインナーなどのハム類を炒めたものです。
野菜系トッピングにミラネを入れたのは、ソーセージとベーコンがメインではあるものの、たまねぎ・ピーマン・マッシュルームなど、野菜も一緒に炒められているから。
たっぷりカントリーはミラネのソーセージ・ベーコンなしの、野菜炒めのみのトッピングです。
ミラカンは、ミラネーゼ+カントリーを合わせた言葉です。
野菜系トッピングの主な役割は、あんかけスパに野菜のみずみずしさを与えること。
そういった意味では、たっぷりカントリーやベーコン&ほうれん草はとてもいい仕事をしてくれます。
揚げ物系トッピング
揚げ物系トッピングは、ココイチと共通のものがいくつかあります。
もちろん種類は豊富に用意されていて、どれを選んでもハズレはほとんどありません。
- バイキング 288円
- フィッシュフライ1個 103円
- パリパリチキン 290円
- ロースカツ 290円
- カツチーズ 434円
- イカフライ6個 154円
- イカフライ12個 308円
- メンチカツ 258円
- クリームコロッケ(カニ入り) 103円
揚げ物の王道はやはりロースカツ。
あんかけソースがロースカツにジワリとしみ込んで、肉のうまみと口の中で融合します。
パスタデココ以外のあんかけスパのお店でも、基本的にはロースカツやトンカツと合わせるのは非常におすすめです。
ミラカンを推しているお店も多いですが、個人的にはカツの方がおすすめ。
そして、ここで注目したいのはココイチでもおなじみ、パリパリチキン。
パリパリチキンのパリッとした歯ごたえ、噛むほどにあふれ出す肉汁は、こちらもあんかけソースと相性ばっちりです。
パリパリチキンは本当に万能選手。
食べたことがない人は、ぜひ一度トライしてみてください。
たまご系トッピングはあんかけスパならでは
たまごを使ったトッピングも、あんかけスパならでは。
あんかけの味が濃いので、味をまろやかにするたまごは非常に相性がいいんですね。
- 目玉焼き 72円
- 半熟タマゴ 72円
- スクランブルエッグ 154円
- ポークピカタ 258円
単品でおすすめなのはポークピカタ。
ただ、やっぱりたまごオンリーだとちょっと食感が足りません。
たまご系トッピングは、名脇役として別のトッピングのおともにするのがいいです。
ナポリタン系もアツい!
パスタデココで選べるソースは4種類と書きましたが、実はもう一つ代表作があります。
それは、名古屋の喫茶店で定番メニューの鉄板ナポリタンです!
パスタデココのいいところでもあり、ある意味ぶれているところでもあるのですが、あんかけスパとナポリタンが両方とも楽しめるんです。
鉄板ナポリタンの特徴は、
- コクのあるナポリタンソース
- 鉄板で最後までアツアツ
- パスタの下に引かれたタマゴがうれしい!
この3つです。
何度もお店に足を運んでいますが、大人から子どもまで幅広い年齢層のお客さんが鉄板ナポリタンを食べているのを見てきました。
しっかりと地元民に愛されているソウルフードですね。
パスタデココのおすすめの組み合わせは?
ココイチ並みに組み合わせのバリエーションがある中で、僕の一番のおすすめはこちらです!
ソースはもちろんスパイシーソース。
トッピングにはベーコン&ほうれん草+パリパリチキン+半熟たまご。
基本は300gですが、今日はガッツリいきたい!という時は400gを選択します。
実はこの組み合わせ、DXシリーズ(でらシリーズ)として、DXパリチキという名前でメニューに載っています。
ちょっと前までは特製パリチキという名前でした。
注文がめんどくさい人でも、メニュー表のDXパリチキを指さして「これでお願いします」と言うだけ。
ほうれん草がソースを軽くしてくれ、味に飽きてきたら半熟たまごをつぶして味わいをチェンジ。
最後まで食べるのがもったいなくなる6切れのパリチキは、まさにごちそうです。
狂おしいほどうまい。
ナポリタン系スパにパリチキを乗せるとこんな感じ。
アツアツの鉄板の上のたまごが輝いていて、そそられるんです。
鉄板ナポリタンは、それ単品でも具材が多く、かなり満足度は高いです。
そこにパリチキなんて非常に贅沢な話ですが、これがいいんです。
トッピングを一つで済ませるなら
値段のことを考えてトッピングを一つで済ませるなら、野菜系トッピングがおすすめ。
揚げ物一品だと、案外単調な味になってしまいます。
その点、野菜系トッピングならうまくパスタと混ざって、最後まで食感を感じられます。
その中でも王道のミラカンは、やっぱり外せない。
たまねぎのシャキシャキ感がベースにあり、ウインナーとベーコンのうま味、パプリカの香りがあんかけソースに合う!
さらに、たっぷりカントリーはパスタデココの中でも随一の野菜の多さ。
あんかけスパはちょっと重たいなという女性の方におすすめの、ヘルシーなトッピングとなっています。
比較的立ち寄りやすい名古屋の店舗
パスタデココはココイチと違い、立地がそれほどよくないところにある店舗が多いです。
車がないと厳しいなという感じですね。
その中でも名古屋市内の主要部にあり、比較的立ち寄りやすい、駅から徒歩圏内の店舗はこちらの3店舗。
店名 | 中区新栄店 |
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最寄り駅 | 地下鉄東山線千種駅 |
住所 | 愛知県名古屋市中区新栄三丁目2番7号 |
店名 | 中区丸の内一丁目店 |
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最寄り駅 | 地下鉄鶴舞線丸の内駅 |
住所 | 愛知県名古屋市中区丸の内一丁目3-4 |
店名 | 名鉄神宮前店 |
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最寄り駅 | 名鉄神宮前駅 |
住所 | 愛知県名古屋市熱田区三本松町17-3桜井ビル |
まとめ
パスタデココを余すことなくご紹介してきましたが、僕が一番おいしいとおもうもの。
それは、パスタ完食後に飲むお水です。
ピリッと辛いアツアツのパスタを豪快に食べ終わった後、いっぱいのお水をグビッと飲む瞬間が、至福です。
ココイチでもよく思うんですよね。
最後にお水を気持ちよく飲める時は、たいてい満足度が高い。
おいしくお水を飲ませるだけの力が、パスタデココのあんかけスパにはあります。
ぜひパスタデココで、アツアツのあんかけスパを堪能してみてください!