桑名の花見の名所と言ってまず思い浮かぶのは、やはり九華公園でしょう。
さくらまつりという名でイベントが開催され、様々な種類の桜450本を楽しむことができます。
駐車場は九華公園すぐ横にある柿安コミュニティーパーク駐車場が一番便利。
通常営業では9:00~18:00が利用可能な時間ですが、さくらまつり開催期間中は9:00~22:00まで利用可能です。
また、こちらも九華公園すぐ横にある桑名市民プールの駐車場も、さくらまつり期間中は解放しています。
ただし、花見シーズンの週末は、上の二つの駐車場に続く道路は完全に渋滞します。
そのため、九華公園すぐ近くの立教小学校の校庭が臨時駐車場として解放される日もあります。
今回は九華公園の夜桜にスポットを当てて、桜の写真などをご紹介したいと思います。
とても「幻想的な空間」が味わえますよ。
桑名の花見スポット九華公園の駐車場情報
九華公園は桑名の花見スポットとしてはとても有名ですので、多くの人が訪れます。
そのため、金曜日の夜から土日にかけては、近隣の道路は非常に混雑します。
もちろん公共交通機関を使って桑名駅から歩いて行くのであれば問題ありませんが、やはり車での移動が必須という方もいますよね。
九華公園のすぐそばには柿安コミュニティーパーク駐車場があり、70台弱とそれなりの車を収容することができます。
とりあえず近くまで行きたいという方は柿安コミュニティーパーク駐車場を目指していきましょう。
料金も普通車1回250円と安くて便利なのですが、ひとつだけ注意点が。
この駐車場に向かう道路は横道にそれることが難しいので、駐車場を目指して渋滞に突っ込んでしまうと、そこから身動きが取れなくなってしまうことがあります。
さくらまつり開催期間中は柿安コミュニティーパーク駐車場すぐ横の桑名市民プールの駐車場も解放されますが、こちらも同じ道路を使うことになるのでかなり厳しい状況。
特に駐車している人の目的のほとんどが花見なので、車の出入りが鈍く、目の前まで来てもなかなか空かない状態が続きます。
2019年は平日金曜日の19時過ぎに柿安コミュニティパーク駐車場に向かいましたが、手前50mくらいから渋滞にはまり、40分ほど車内に閉じ込められました。
それくらいの感覚です。
桜の満開が予想される週末に行かれるのなら、臨時無料駐車場として、近隣の立教小学校校庭が無料開放されていることがあります。
3月25日(土曜日)26日(日曜日)、4月1日(土曜日)2日(日曜日)9時00分~16時00分が開放日です。
※雨天時利用不可
臨時駐車場が空いているようならこちらを利用するのがおすすめ。
臨時駐車場の設置日と利用時間は桑名市の公式HPでチェックしましょう。
あとは、タイムズなど小さな駐車場が点在してはいるのですが、空車かどうか確認しに行くときにやはり身動きが取れなくなる可能性がありますので、あまりおすすめはしません。
- 近くがいいなら柿安コミュニティーパーク駐車場
- 土日の昼間なら臨時駐車場を桑名市公式HPチェック
九華公園での花見の特徴
花見で有名ないろいろな名所と比べると、特段桜の本数が多いわけでもありませんし、会場となる九華公園もそれほど広くはありません。
ただ、やはり歴史ある場所ですので、非常におもむきを感じることができます。
ご存知の方も多いとは思いますが、九華公園は桑名城跡を公園として整備した場所で、お堀に張られた水の上にかかる橋を渡り歩くようになっています。
九華公園のおよそ6割がお堀に張られた水で占められているので、直感としては水に浮かぶ島を渡り歩いている感じですね。
その堀上の橋の途中に休憩所が設けられていて、とても情緒あふれる光景を楽しむことができます。
さくらまつりでは、日によって写生大会などのイベントも行われます。
京都の有名なお寺などに比べるとスケールは小さいですが、僕はその規模感も含めて大好きです。
写真などは後ほど。
あと、トレイは公園内にありますが、すごくきれいとは言い難いトイレなので、気になる方は事前に済ませておくといいと思います。
もちろんレジャーシートとお弁当(お酒)を持ち込んで楽しむこともできますが、くれぐれも周りに配慮して、ごみはちゃんと持ち帰りましょう。
九華公園の水郷舟めぐり
九華公園のさくらまつり期間中は、桑名水郷舟めぐりという名で、九華公園内のお堀を渡る舟に乗船することができます。
いつもと違った角度で、お堀の上の舟から見る桜も格別。
約15分の乗船時間で、大人500円、子ども200円です。
乗舟可能時間は10:00~16:00。
予約は不可ですので、待ちたくない方は平日を狙っていくか、朝一に行くのがいいかなと思います。
2023年は3月25日(土)~4月9日(日)までの開催です。
九華公園の夜の花見をおすすめする理由
さくらまつり期間中は、日没から21:30までの間、ライトアップがあります。
大きな公園、例えば名古屋の鶴舞公園なんかは、その名の通り桜の木々をライトで照らすライトアップになるわけですが、九華公園はプラスアルファがあります。
お堀の上に火を灯した灯篭が浮かべられ、夜桜舟めぐりの舟が通る道を形作るんです。
この光景は本当にここでしか見られない美しさ。
圧倒的な量の桜を目にして、これでもかと美しさをぶつけられた時とはまた違う感覚。
厳かで息を飲むほどきれいです。
写真がきれいに撮れない自分のスキルがもどかしい。
お堀にかかる休憩所から、遠くに見える桜と灯篭の形作るラインを眺めていると、まるで異世界にいるかのよう。
そして、桜の木の下に目を移すと、和傘や竹を加工して作った明かりが温もりのある光を放っています。
誰がこれらを用意しているのか、僕は詳しく無くて知らないのですが、とても落ち着くんです。
これらの明かりの周りで騒いでいる人はいません。
みんな小さな声で、きれいだねーとつぶやきながら、遠巻きに写真を撮ったり、見とれていたりしていました。
とは言っても、九華公園の夜桜の下では、もちろんお酒を飲んでいる人もいますが、バカ騒ぎをしているような人はいない印象です。
今回行った時も非常に静かにお酒と桜を楽しんでいる人がほとんどで、ああこういうのっていいよなと、さらに桑名を好きになりました。
騒ぐ人たちと当たったことがないのは、僕の運がいいだけかもしれませんけどね。
ゆっくりと桜を楽しみたい方には九華公園の花見はとてもおすすめです。
九華公園の桜まつりの出店・屋台
九華公園の桜まつりでは、出店・屋台が出店しています。
屋台はオーソドックスな唐揚げ屋さんやたこ焼き屋さんなどが多いです。
久しぶりに玉センを見かけたので思わず買ってしまいました。
薄く焼いた玉子焼きに、ソースとマヨネーズをとろりとかけて、パリパリのせんべいに挟んでもらう。
サクッ、じゅわっ、トロっといろいろな食感と香りが楽しめる玉センは小さな頃からとても好きで、懐かしさがこみ上げます。
・・・と言っても、今回食べたのは上の娘ですけどね!ブログ用にと一口だけしかくれませんでしたけどね!!
今どきの小学生でもおいしく食べられたので、玉セン好きが遺伝したのか、今の小学生にも通用するおいしさなのかは分かりませんが、愛される味であることには変わりないでしょう。
あと、九華公園のすぐ横には桑名発デパ地下グルメとして名を馳せている柿安があります。
県外の方は、柿安が元はお肉屋さん(牛鍋屋)なのをご存知なのでしょうか。
さくらまつり開催中ということもあって、この日はお店の前で牛串を焼いて販売していました。
本物、本場の牛串なので、やはり屋台のものとは一味違うんでしょうね。
たくさんの人が列を作っていました。
そんな柿安グルメを楽しむのもまた一興。
昼の九華公園で花見
今回は夜桜に行ったので昼の桜は九華公園では見ていないのですが、Twitterのフォロワーの☆Ake☆さんから写真を提供していただきました。
こちらが昼間の桑名水郷舟めぐりのようすですね。
昼間は夜と比較すると、城跡の公園の見学という感覚があります。
昼は昼で青空に映えるピンクの桜たちがきれいですよね。
こちらの写真で桜の向こうに浮かんでいるのは、金魚祭りでも使われる金魚の灯篭です。
九華公園・春日神社近辺は、石取祭や三八市などさまざまな歴史あるイベントがありますので、桑名でも要チェックのエリアです。
九華公園の花見の駐車場情報まとめ
- 柿安コミュニティーパーク駐車場
混む・近い・安い
- 桑名市民プール駐車場
混む・近い・安い
- 立教小学校臨時駐車場
混まない?・近い・無料
九華公園のアクセス・利用可能時間など
公園名 | 九華公園 |
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住所 | 桑名市吉之丸5番地の1 |
TEL | 0594-82-5600 |
ライトアップ時間 | 日没から21:30までライトアップ |
まとめ
九華公園を訪れたことがない方は、おっ、なんかいいね!と思ってもらえるかもしれません。
夜のライトアップは本当に美しいので、一度訪れてみてください!
歩いて行ける距離には、桑名もち小麦を使ったパンケーキが食べられる古民家カフェむぎカフェもありますので、疲れたら癒されに行くのもアリだと思います。