2019年3月からココイチの期間限定カレーとして発売されたスパイスカレーローストチキン。
あなたはもう食べてみましたか?
ここ最近ココイチから立て続けに出している、期間限定スパイスカレーシリーズの最新作。
今回のスパイスカレーは、今までのものとは一味違う仕上がりになっていました。
とにかく香りが芳醇で、ルーが通常のココイチとは全く異なります。
たぶん普通のココイチが大好きな方は、少し意外な味かもしれません。
どちらかというとココイチのカレーがそんなに好きではない方に食べていただきたい、そんな一品です。
キーワードは、香りと辛さ。
それでは、スパイスカレー最新作のスパイスカレーローストチキンの食べた感想をご紹介します。
スパイスカレーローストチキンの基本情報
まずは簡単にスパイスカレーTHEローストチキンの基本情報について書きたいと思います。
販売期間は2019年3月から5月末まで。
そういえば、グランドマザーカレーは終了日の2日前にお店に行ったら、「もう終わりました」と言われました。
ですので、在庫がなくなったお店から終了していくのだと思います。
食べてみたいと考えている方は、ご注意ください。
値段は、トッピングなしのライス・辛さ普通で頼んで税込み952円。
これは、個人的には少し高いかなという印象です。
前回のスパイスカレー骨付きチキンは、大きな骨付きのローストチキンが乗っていてボリューム感が非常にあり、高めの値段も納得でした。
しかし、今回は骨付きではなくなり、ローストチキンは入っているものの値段としては800円台後半くらいにしてほしかったなと感じます。
もちろんそれは他のトッピングでプラスの楽しみを加えたいからで、この値段でトッピング頑張ると1,300円を普通に超えたりしてしまいますからね。
ただ、逆に言うとその値段分のこだわりとおいしさを詰め込んだという、ココイチのこだわりを感じます。
そして今までのスパイスカレー同様、ライスの量は250gが標準。
大盛で350gで、それ以上の量は選べないので、ボリュームを求めて注文するメニューではありません。
逆に、ココイチの標準のライスの量が多いと感じている人や、いつも200gで頼んでいる方にはちょうどいいと思います。
トッピングは通常のココイチと同じものができますので、ボリュームが足りない方はトッピングでフォローするようにしましょう。
また、気になるカロリーは1,003kcal。
ちなみに前回のスパイスカレー骨付きチキンのカロリーは830kcal。
この200kcal近い差が鶏肉にあるとは思えないので、カレールー自体にプラスの味わいが加わっていると考えていいと思います。
スパイスカレーローストチキンに入っているスパイス
今回はメニューにスパイスカレーに使われている主なスパイスが紹介されていました。
- パセリ
- クミン
- カルダモン
- 胡椒
- 花椒(ホアジャオ)
- オレガノ
もちろんベースのココイチのカレーに使われているスパイスは除いてあると思います。
この中でもカルダモンはショウガ科の植物で、独特な爽やかな香りが特徴のスパイス。
そして辛み成分となっている中で目に留まるのは、花椒ですね。
厳密には異なるものですが、中国版の山椒で香りと辛みが鮮烈。
ピリッとくる辛みが期待できます。
こちらがスパイスカレーローストチキンです!
さっそく、スパイスカレーローストチキンをご紹介します!
今回はあえてトッピングは控えめにチーズのみ、ライスの量は普通、辛さは3辛で注文しました。
メニューには「はじめにご飯と混ぜて食べるとおいしい!」と、今までのスパイスカレーと同様書いてありますが、今回はどうでしょうか。
テーブルに届けられたスパイスカレーローストチキンを見た感想は、「これは混ぜなくてもよさそう」でした。
ご飯が隠れるくらいの形でカレールーがかかっており、ココイチのカレーらしく粘度は低めなのでライスにしみ込んでいます。
そして、とにかく一番インパクトがあったのは、その色!
ビーフカレーに近いような濃い茶色をしていて、明らかに今までのスパイスカレーとは違います。
ちなみに、前回のスパイスカレーはこんな色でした。
同じ3辛です。
全然色が違いますよね。
この色の違いが、味や香りの違いにも反映されています。
そしてもう一つ違うのは、ピンク色のらっきょうを刻んだものが、傍らに添えられています。
僕はあまりラッキョウとか福神漬けを食べないタイプなので、少し新鮮な印象を受けました。
スパイスカレーローストチキンの味
まず肝心のローストチキンの大きさですが、スプーンに乗せるとこんな感じ。
トッピングのチーズが絡んでいて、おいしそうですみません。
スプーンの大きさとちょうど同じくらいの大きさのチキンが3つほど入っています。
スプーンでほぐせるほどの固さで、かといって柔らかすぎずチキンの食感もしっかりあります。
そしてカレールーですが、ものすごく香りが芳醇!
コクがある中に甘みも感じることができ、かなり複雑に作りこまれた味となっています。
ココイチのオリジナルのカレーって、いい意味で癖がなくてさっぱりしているのが特徴だと思っているのですが、今回のスパイスカレーはレストランなどで食べるカレーに近く、深い味わいが特徴です。
そして、辛さが鮮烈。
いつも通り3辛で頼んでいるんですが、感覚的にはプラス1.5辛(4.5辛)くらいに感じました。
おそらく花椒がうまく効いているからだと思います。
口の中に残る辛さが超気持ちいい。
だからこそ、添えられたらっきょうがいい仕事をしてくれます。
熱くなった口の中を、らっきょうの甘さが癒してくれます。
ルーの中には、ざっくりと切ったニンジンなどの野菜が。
ニンジン・たまねぎ・キャベツを刻んだものが入っていて、これがいい仕事をしています。
特に食感の残ったたまねぎとキャベツがシャリシャリと口の中で音を立てるので、食べていて楽しい。
野菜カレーよりは野菜の大きさは小さめですが、カレールーを楽しむにはちょうどいい大きさ。
今回のスパイスカレーは、確実に前回までのスパイスカレーとは一線を画しています。
250gではありましたが、その深い味わいと十分な辛さで、満足度はかなり高いです。
本当にレストランのカレーで出てきそうな仕上がりになっています。
スパイスカレーローストチキンに合うトッピングを考えてみる
スパイスカレーローストチキンは、野菜とチキンがすでに入っていますので、トッピングなしでも十分楽しめるかもしれません。
でも、ココイチのヘビーユーザーならトッピングしたくなりますよね。
たぶんこのカレーの味ならスクランブルエッグがベストで合うんじゃないかなと思います。
揚げ物は、正直どうかな?という印象。
ココイチのカレーはさっぱりした味が揚げ物のトッピングと合うのですが、今回のスパイスカレーは非常にコクのある味わいです。
ですので、ロースカツなどよりも、例えばチキン煮込みでチキン感を加えてみるとか、ほうれん草や野菜をトッピングして野菜感をプラスしても面白いかも。
もちろん今回組み合わせたチーズはおすすめ。
辛さが強いので、チーズでまろやかにすると食べやすくなります。
ワイルドな味というよりも高級感・おしゃれ感に振れてきている感じがするので、僕がココイチの開発企画なら、チーズインハンバーグの肉に和牛の粗びきを使ってメインに据えた、チーズIN和牛ハンバーグのスパイスカレーなんかを出してみたいですね。
ココイチの今のチーズインハンバーグってそれほど特徴がある味ではないので、高級感のある粗びきハンバーグにカレールーを添えたものを使ったら、ぜひ一度食べてみたい気はします。
今まで以上に、どうやってお客さんに訴求するか、広めるかが難しそうですけど。
スパイスカレーローストチキンのおすすめポイント
- 鮮烈な辛さと芳醇な香り。
- トッピングなしでも楽しめる深い味わいカレールー。
- 少ないライスの量でも高い満足感。
まとめ
今回はスパイスカレーローストチキンを食べた感想について書いてみました。
今までのスパイスカレーでも思いましたが、やはり今のココイチのオリジナルカレーで訴求できなかった層へのメニューとして、日々研究を重ねてきているのだなと感じます。
その一つの答えがスパイスカレーシリーズ。
本当にココイチのカレーとは一味も二味も違うので、ココイチが苦手な方にも一度食べてみてほしいカレーとなっています。
ぜひ一度ご家族や友達どうし、カップルや仕事仲間と楽しんでみてください!